嫁の立場向上委員会


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傑作!「ひとりごと」コレクション

■ちりめんさんの「ひとりごと」コレクション

親に反対されての結婚でした。全て自分で背負うしかないと思っています。  28年間、いくつの喧嘩をしたことか。原因は彼の家族の事。  夫の母は32歳で夫(私の夫の父)を亡くし、以来色々な仕事をしながら3人の子供を育て、田畑を耕し、義両親を見取りました。 決して悪い人ではありません。私自身も姑を一方的に非難しようという気はありません。 ただ、生きてきた過程や受けた教育、価値観、考え方、生活観がまるきり違う女が3人同じ家に住む。其の事自体が無理なのです。必然的に誰かが自分を抑えなければ生活自体が成り立たないのです。  夫婦二人きりになれるところでは、絶えず喧嘩。  ただ、愚痴を聞いてくれればいい、どうしようも無いのだから。そう思いながらの口論の明け暮れでした。夫は決して「そうか」と言って黙って聞いてくれたことはありません。「では、こうすればいい、闘え」 「俺は、どう言えばいいのか?」『違う、言わないで、言ったら私が後で困る。ただ、聞いてくれればいいのよ』『聞いていてもどうしようも無いじゃないか、何とかしなければどうにもならないじゃないか」 いつもいつも、同じことの繰り返しでした。   で、ある時彼が「じゃ、俺に殺せって言うのか?」と言った時、彼にこんな事を言わせてはいけない、自分の親の事をこんな風に思わせてはいけない、と感じました。男と女の違いなのでしょうか?彼は愚痴を聞くと、何とかしてやりたいと真剣に考え、それが結果として出てくるような方法を見つけようとする。私の方は、もうとっくの昔に半ば諦めているのだけれど、言わずに居れない。 それが解かってから、ずいぶん喧嘩が穏やかになりました。 私以上に別居を望んでいるのは夫かもしれません。 でも苦労してきて、長男の世話になるのが当たり前、という考え方しか出来ない70歳半ばの姑に、其の考え方を変えろ、というのは無理な話です。夫にとっては、母と妹です。息子には祖母と叔母です。『くそばばぁ』『行かずパラサイト』 と心の中でののしりながらの毎日です。 2005/03/21 12:47

ゼラニウムの鉢植えを買ってきた。その、オレンジともピンクとも赤とも言えない色が、なんとなくあいまいで、まるで自分のようだとも感じていた。レンガの鉢に植え替え、殺風景な玄関先において毎日「おはよう」とか「ただいま」とか、楽しんでいた。  その花がすっかり落ちて、次の花をつけるために葉っぱが茶色に変色し手入れを待っている時、突然鉢が消えて無くなってしまった。変わりに、名前も知らない5〜6個の花の鉢植えが並んでいた。義妹が「新しいのを買ってきたから」、、、それから15年あまり、玄関先には義妹が買ってきたり、植えたりした、鉢や花で溢れかえっている。花が身近に絶えず咲き誇っているという事は、それはそれで楽しい事。ただ、悲しいのは、その花を見て、綺麗とか美しいとか、思えない事。一生懸命雪の中で咲いているビエラに、健気だねと声をかけることも出来ないでいる自分が寂しい、そういう自分に嫌気がさしてくる。     2005/03/18 12:20

自分の事を語るというのは、難しいというのが、PCを前にして良く解かりました。長い間言いたくても口に出せなかった事が山ほどあるのに、では言ってごらんといわれて見ると何が言いたかったのか解からなくなってしまいます。私を理解してくれる夫と、ちょっと不安なくらい優しい息子がいるせいか、健康であることを感謝こそすれ、不満を口に出すと誰かが健康を害するのではないかと、思ったりもします。でも、25年以上も姑と小姑との同居を重ねていると、時々どうしようもなく、自分だけが不幸を背負って生きているみたいに感じてしまう時があります。このサイトを知ってから、長い間迷っていましたが、少なくとも此処では、同じような痛みを同じように感じて生きている人がいる。そう思って入室しました。 2005/03/16 23:14

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