親に反対されての結婚でした。全て自分で背負うしかないと思っています。 28年間、いくつの喧嘩をしたことか。原因は彼の家族の事。 夫の母は32歳で夫(私の夫の父)を亡くし、以来色々な仕事をしながら3人の子供を育て、田畑を耕し、義両親を見取りました。 決して悪い人ではありません。私自身も姑を一方的に非難しようという気はありません。 ただ、生きてきた過程や受けた教育、価値観、考え方、生活観がまるきり違う女が3人同じ家に住む。其の事自体が無理なのです。必然的に誰かが自分を抑えなければ生活自体が成り立たないのです。 夫婦二人きりになれるところでは、絶えず喧嘩。 ただ、愚痴を聞いてくれればいい、どうしようも無いのだから。そう思いながらの口論の明け暮れでした。夫は決して「そうか」と言って黙って聞いてくれたことはありません。「では、こうすればいい、闘え」 「俺は、どう言えばいいのか?」『違う、言わないで、言ったら私が後で困る。ただ、聞いてくれればいいのよ』『聞いていてもどうしようも無いじゃないか、何とかしなければどうにもならないじゃないか」 いつもいつも、同じことの繰り返しでした。 で、ある時彼が「じゃ、俺に殺せって言うのか?」と言った時、彼にこんな事を言わせてはいけない、自分の親の事をこんな風に思わせてはいけない、と感じました。男と女の違いなのでしょうか?彼は愚痴を聞くと、何とかしてやりたいと真剣に考え、それが結果として出てくるような方法を見つけようとする。私の方は、もうとっくの昔に半ば諦めているのだけれど、言わずに居れない。 それが解かってから、ずいぶん喧嘩が穏やかになりました。 私以上に別居を望んでいるのは夫かもしれません。 でも苦労してきて、長男の世話になるのが当たり前、という考え方しか出来ない70歳半ばの姑に、其の考え方を変えろ、というのは無理な話です。夫にとっては、母と妹です。息子には祖母と叔母です。『くそばばぁ』『行かずパラサイト』 と心の中でののしりながらの毎日です。 2005/03/21 12:47
|